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>>スタッフコンテンツ >KEEP ON RACINGな人々
コンテンツ内容
KEEP ON RACING広報 隠岐麻里奈があっ!と驚くような素敵なゲストたちを、WEBならではの切り口でご紹介してゆきます。
Vol.0 プロローグ

" ココにいること "
「サインいただけますか?」と『クラッシュ』の文庫本を差し出した。

「ずいぶん、読み込んであるね」

「“クルミの殻”のページとか、折ってありますからね。『リバース』は、友だちに貸してるんです」

「買わなきゃダメじゃないか」と笑顔で切り返された。

「そうですよねぇ」と私もつられて笑った。


* * * * * * *

 6月28日。映画『クラッシュ』上映の初日、私は映画館にいた。舞台挨拶があり、太田哲也その人を間近で見るチャンスだったからだ。
 
 長く勤めた会社をやめてから1年、自分が次のステップに進むために変わらなきゃいけない、と模索しながら過ごしていた頃、『クラッシュ』を読んだ。「すごく、いい本だよ」と知り合いに薦められ、発売当初にも、本屋で表紙を見たことはあった。でも、なぜかそのときは手に取れなかった。本も人も出会うタイミングというのがあるのだろう。文庫発売日に購入して読んだその本は、私にとって必要な1冊となった。



 フリーランスとして再出発したばかりの私は、「太田哲也さんに取材したい」と強く願った。人生に挫折はつきものだけれど、絶望してから、どう自分を納得させ、少しずつ這い上がってきたのか。本にも書いてあったけれど、会って直接、聞いてみたかったし、文章にしてみたかった。だから、サインをもらうとき、名前を覚えてもらおうと咄嗟に名刺を差し出した。変わった名前だから、もしも、この先、取材をする機会に恵まれたとしたら、「あっ、あのときの…」と思い出してもらえるかもしれない、と考えたからだ。

 太田さんは、名刺に視線を移してから「隠岐さんへ」と名前入りにしてサインをくれた。名刺を出したところまでは我ながら珍しく積極的な行動だったと思うけれど、思いを伝えるまでの勇気はなかったから「名前入りでサインがほしいんだな」と受け取られて当然のシチュエーションだった。それはそれで、うれしかったのだけれど。

 その後の顛末はこうだ。

 篤子夫人に会う機会があり話を聞いてもらったときに「そういうガッツは大事よ」と言われて気をよくした私は、やるしかない、と思い立った。そこから先は、『Tipo』のエッセイに詳しいが、私が担当する川崎フロンターレのファンクラブ会報誌で中村憲剛選手のオススメ本として著書を紹介したところ、『Tipo』誌の経理担当者が偶然にもファンクラブの会員であり、その後、太田さんからサイン入り色紙と本が中村選手に届けられた、ということだった。いまでも思い出すのは、その事実を知ったとき、私は交通量が多い道路の歩道を、なぜか鼻歌まじりで小走りに駆けたことである。そんな行動をとってしまうくらいに浮かれていた。

 

 こうして『クラッシュ』を読んでから半年後の2003年10月、川崎フロンターレの試合に太田さん一家が観戦に訪れ、試合後に念願だった「取材」ができた。強く願ったことが実現する喜びと、そのために一歩を踏み出す大切さを知った出来事だった。
「KEEP ON RACING」の話を太田さんから最初に聞いたとき、やってみたいことがどんどん沸いてきた。その日から毎日、「KEEP ON RACING」のことを考えるようになり、後日、長い手紙を書いた。

そして、いま私はココにいる。




★次回からは隠岐麻里奈による"KEEP ON RACINGな人々"本編がスタートいたします。あっと驚く人物に次々と登場してもらう予定です。お楽しみに!!

<広報/隠岐麻里奈プロフィール>
 
担当 / 広報&ライター
Birth / 5/18 おうし座
BLOOD TYPE / B(っぽいと、よく言われます)
出身地 / 神奈川県藤沢市

趣味 / サッカー、お笑い、よく食べてちょっと飲む




 
 
 ★KEEP ON RACINGの活動は、いろいろな人たちの応援や支援によって支えられています。以下は応援スポンサー様のサイトです。
 
 
 
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